文部省 科学研究費補助金 新学術領域研究 植物発生ロジックの多元的開拓

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計画研究班

植物の発生生物学はシロイヌナズナやイネの分子遺伝学の発展により、この十数年間で大きく進展しまし。日本においても植物ホルモンのジベレリンやサイトカイニンの受容体の発見、花成ホルモンであるフロリゲンタンパク質の同定など生物学の歴史に残る重要な発見がなされています。これは平成19-24年度の特定領域研究「植物メリステムと器官の発生を支える情報統御系」の成果の一つと言えます。この間、植物の幹細胞や分化細胞のアイデンティティーが細胞環境に応じた柔軟な転写ネットワークにより決まることや、転写因子やその調節因子、miRNAも細胞・器官間を移動して細胞・器官間シグナルとして働くことなど、植物の発生が動物の発生制御と大きく異なり、柔軟かつ堅実に制御されていることがわかってきました。

しかし、植物が地球上で進化させた植物の発生・成長の本質的な発生ロジックは未だに明らかになっていません。そこで本研究領域では、この『植物の発生ロジック』を細胞内および細胞間における鍵遺伝子や代謝の相互作用が織りなすシステムとして理解することを目的として、全体として複数のモデル植物を扱う9つの計画研究班(図)と4つの支援体制(図:メタボロミクス解析拠点整備、シロイヌナズナ転写因子の完全ライブラリー構築、ゼニゴケへの研究対象拡充の支援、数理モデリング研究)を組織し、これまでにない互いの連携を活かした多元的な解析研究を行ないます。

計画班メンバー

研究支援班メンバー

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